頑張る人の物語

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第8回 『活動スタート!

 翌日、藤野は西村の携帯に電話をした。黒岩さんが教えてくれたのだ。また、黒岩さんは事前に西村にも伝えておいてくれたらしく、話はスムーズにいった。 3 日後、有楽町にある交通会館のカフェで二人は会う約束をした。

 話はすぐに決まった。

『やりましょう!』

 とはいえ、メンバーも資金も何も無かった。もちろんアフガニスタンへのルートも無い。何をどこからやればいいのか全く検討がつかなかった。

 とりあえずメンバーを集めてみる。藤野が考えたことだった。

話が少しそれるが、このメンバーをまず集めるという行為は目的実現のためには阻害要因になる事が多い。多くのNPOや学生の団体が、まずもっとも分かりやすくて必要だと思えるメンバー集めという行為をしてしまう。

 しっかりとした目的と活動内容が決まった上で人を集めるのであればまた別だと思う。でも、目的や内容が決まっていない段階で人を集めると“楽しい団体”にはなるが“強い団体”にはならない。思い・目的・スキルの共有がされていない人達が何も無い段階で集まるといつの間にか方向性に違いが出てきて対立が生じてしまうことが多い。

 数ヵ月後に残るのは、意見の合う人達だけが集まる仲良しグループだ。それは他の価値観・考え方を受け入れず、またいつしか目的も見失っている。

 実際に周りを見回してみて思い当たるケースがないだろうか?大学のサークル、主婦の趣味サークル、会社のチーム・・・・意外と多くこうした事態は起こっていると思う。 

藤野の場合、どうだったのだろうか? 

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