頑張る人の物語

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第15回 『 様々な協力者

企画の中身もそして準備も順調に用意されつつあった。多くの人が藤野に対して協力をしてくれた事、これが大きい。

 今まで紹介してこなかった人で藤野に対する協力者で一人大きな存在となった人がいる。ケン・ジョセフという人だ。ケンは世界の被災地でボランティア活動をするJET(日本緊急援助隊)の代表だ。ある人の本を読んでケンの事を知った藤野は会ってみたいと思うようになった。たまたま知人がケンの事を良く知っているという事になり、アフガンプロジェクトを協力して欲しいと電話をすることになった。

 最初、電話越しでは色々と問い詰められた。「何のためにするのか」「何の意義があるのか」 20 分程電話で話をした後で事務所に来るよう言われ、数日後に事務所でアフガンプロジェクトの説明を行った。

 結局、虎ノ門にあるケンのオフィスを活用していいという事になり、その他もパキスタン大使館を紹介してくれたり、DHL社長を紹介してくれたりと様々な協力をしてくれた。

 「まあ不思議な人ですよね(笑)」

 ケンの事を藤野はこう語る。とても優秀なのは分かるが、非常にお茶目な人でもある。

 アフガンプロジェクトではずっとFIFAの協力を得ようとしていた。FIFAが後援という事になれば、活動をしていく上でとても心強い。しかし、FIFAへのあてもなくまた依頼する内容も分からなかった。

 ある日、ケンがFIFAへ手紙を送ってくれた。FIFA会長のブラッター氏宛にである。その後、数週間しても何もケンが言って来なかったので恐らく駄目だったのだろうと思い藤野達も敢えてケンへFIFAの事を確認しようとしなかった。その後、特にFIFAにあたろうとも思わなかった。

 7月、アフガンプロジェクトが終わってからの事だった。藤野が帰国してケンに会った際にケンは藤野に「おめでとう」と言い、次に「申し訳ない」といった。

 「良太、ごめんね。実はFIFAからあの後すぐに返事を貰っていたみたいなんだ。どうやらアフガンプロジェクトへの後援Okだって。うっかり気づかなかったんだけど、もう遅いよね?」

 

こうしたちょっとお茶目な協力者が藤野は好きだった。


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