頑張る人の物語

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第12回 『 ACTの協力者(2)

 そのほか、JAKEという会社の坪田氏、梅沢氏の協力も大きなものとなった。知人経由でACTの活動を知った両氏は柴田の話を聞き、非常に共感を覚えた。その後、さまざまな準備の助けをしてくれ、日本一周中はACTの事務局までつとめてくれた。

 柴田がこの二人に最も感謝していること。それは柴田たちを本気で怒ってくれ、一緒に企画を考えてくれたことだという。ほかの人はそうはいっても「いいことをしているね」と言ってくれた。何かミスをしても学生だからとか社会的にいいことをしているからといってミスをカバーしてくれた。しかし、この二人は柴田たちが甘えたりするときにはいつも厳しく接した。

 日本一周をしているときだった。ACTは全国各地で多くの人から食料や寝所の提供を受けた。旅半ばのある時期、徐々にそうした人たちへの感謝の気持ちが薄れていった。恵んで貰えるのが当たり前とも思うようになってしまった時期があった。場所は四国。毎日電話で状況報告をしていた坪田氏たちがACTの微妙な空気を察して飛行機で駆けつけてきた。

 「お前ら、何のために日本一周してるんだ?気持ちが違うんじゃないか?」

 そう言って、二人はまた飛行機に乗って東京に帰っていった。わざわざ柴田たちを叱りに東京から来てくれたのだ。その言葉、二人の行動に柴田たちは大いに反省をした。柴田はこのときの二人ほどかっこよく見えた人は今までにいないと語っている。

 この二人はハーバライフ・オブ・ジャパンという会社も紹介してくれた。ここはACTを資金面で協力してくれるだけでなく、全面的なサポートをしてくれた。

 ハーバライフ・オブ・ジャパンはサプリメントなど健康食品を販売している会社で、そのお客に対してFAXや郵便でACTの情報を流してくれた。ACTの日本一周のコースと日程を送り、よければ協力してやって欲しいという旨を伝えてくれた。実際にこのおかげでACTは日本一周の間に多くの人から励まされることになる。

 このように、徐々にACTへの協力者は集まり、何とかスタートをしていけるようにはなった。しかし、107日間の旅日程の中で宿泊場所は20日分程度しか決まっておらず、資金も十分にあるわけではない。それでも何とかなると思っていたし、何とかしなきゃと思っていた。

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