頑張る人の物語

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第14回 『 日本一周の始まり

 2002年7月20日、石川徹がナビゲートを行い柴田彰が自転車をこぐ、そしてほかのメンバーが別の自転車で同伴するという形でACTは旅をスタートすることになった。

 スタートして少ししてから実感が出てきた。やっとここまできたのだ。これから日本一周をするのだという期待。そして石川がこの旅の途中に具合が悪くなり死んでしまったらどうしようという不安。そうしたものが入り混じっていた。しかし、やってみなければわからない。すぐに柴田はそう思うようになった。

 「でも実は楽しかったのはスタートして1週間目まででしたね(笑)。やっぱり3ヶ月も一緒にいると人のいい面だけでなく悪い面まで見えてきちゃう。結構メンバー間で喧嘩とかもしましたよ。しかも殴り合いの喧嘩まで(笑)」

 「ただ・・・」

 柴田は旅を思い出して語る

 「自分の弱い所をみせられるってかっこいいですよね。ACTをする前までは何か弱い所をみせるのってかっこ悪かったんですけど、ACTをして、旅をして弱くていいんだよって思えるようになりましたよね。やっぱ弱いからみんなが助けてくれるし、弱いとこみせ合うとみんな仲良くなれるし。っていうかこんな自分かっこよくないですか(笑)?」

 柴田は石川以外の多くの仲間がいたからこの日本一周が出来たと語る。準備期間1年弱の中でACTのメンバーのことを良く知っていたつもりだった。しかし、旅をしてその人の弱い所がすべて見えてきたという。最初はそれに違和感を感じたが、すぐに気づいた。人は弱い所があって当たり前。何でもできる人なんているわけがないじゃないかと。その弱さも個性の一つなんだなと思えるようになったとき、柴田はメンバーをさらに好きになれた。

 それでも旅は順調だった。多くの人が声をかけてくれる。色々と食べ物を分けてくれる人もいた。多くの人に感謝をしながら、そして多くの人に笑いと感動を届けながらACTは日本一周を続けた。

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