頑張る人の物語

> 柴田彰の一覧へ

第21回 『 仲間の大切さ

 その後もさまざまな困難を経て、彼らACTは無事に日本一周の旅を見事果たし、2003年11月3日に107日間の旅程を無事終えて多くの人に横浜ワールドポーターズにて多くの人に迎えられた。

 帰還の日にはACTの邪魔にならないようにと神奈川県警が要請もしていないのに路上駐車を取締ってくれ、順調な走行ができた。多くの人がこの旅を支えていたのだ。そして、多くの人がこの旅をする者たちから何か支えになるものを受け取っていたのだ。

 旅の過程で柴田たちは多くの障害者の団体及びまったくそうしたことに興味がない人との交流をしていった。ACTに同伴した車両にはACTの活動を激励するメッセージや障害者に対して抱いていた偏見を改めるメッセージなどが多数書かれている。

 ACTは障害を持った方に対して“障害”という意識を外して付き合うことの可能性を提示してくれた活動であり、実際に多くの人がこの活動を通じて勇気づけられたと言っている。

 そして柴田自身も多くの人によって勇気づけられた。

 「やっぱ仲間いないと駄目ですね。自分が日本一周したのも仲間がいたから出来たことですし、徹が入院したときも普段は笑っているだけの徹でも、いないとやっぱり寂しいと思えてきますし・・・。

 この旅を通じて幸せの幅が広がりましたよ。普通であることの幸せっていうんですかね。友達や家族や恋人といることだけでも実は幸せで、もっと言っちゃえば夜泊まれる所があるだけでも幸せなんですよね。まあ特に仲間は大事な要素ですよ、本当に。仲間がいるだけで幸せですよ」

 このように語る柴田、ACTを終えて次には「幸せを運ぶ人、もっともっと周りをHappyにしていきたい」と言っている。具体的なことは全く決まっていないし、何も考えられていない。ただ、ACT自体も初めはたった3文の企画書から始まったのだから、次の活動もおそらくACT同様多くの人に、そして柴田たちにとってきっと価値あるものとなるのだと思う。

  • GRNKI式トップページ
  • プロフィール
  • GENKI式ブログ
  • 頑張る人の物語
  • 取材・講演依頼