頑張る人の物語

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第14回 『 何かしたい

 仕事が楽しくなってきた。しかし、同時に焦りも感じていた。

 「こんな大きいプロジェクトは完成までに10年以上かかってしまう・・・。また、本当に直接現地の人に影響を与えることができているのだろうか。そもそも、これっていうのは自分にしかできないことだろうか?」

 様々な疑問が再び船橋に襲いかかってきた。一度は流されてみようという判断をした。しかし、今度は何か抵抗してみようと思い立った。

1人では考えるだけに終わってしまうかもしれない思い、まずは友人に連絡をした。そして、2週間に1回のペースでその友達と打合せを行うことにし、今感じている問題意識について話し合うことだけは決めた。

 「何かしたい」

 しかし、何をすればいいのかは分からない。キーワードだけは見えていた。『意識改革』ができ、『真面目さと楽しさの壁を取り除く』『広がっていく組織』を作っていきたいということは初めから決まっていた。

 要は船橋が大学時代、周りの友達に対して感じたこと、そして部活内での抗争時に感じたこと、そして軸が定まっていなかった自分に対して感じた問題意識を解決するためには、世界には様々な価値観があることを多くの人に知ってもらいたい。

そして、それは真面目にやるだけでは駄目だった。ブラジルでは真面目な話もふざけた話も皆が同じように話をする。しかし、日本では真面目な事は真面目な人しか話さない。なるべく入り口は楽しいことをしていきたい。そして、いつの間にか真面目なことも伝えていきたい。そういう『何か』をしたかった。

 しかし、その『何か』が何であるのかは考えても見つからなかった。問題意識を抱えたまま船橋と友人は悩み続け、そして仕事へと戻っていった

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