頑張る人の物語

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第24回 『 学校教育事業のスタート

 社員も増え、会社は組織体としてもしっかりとしたものになっていった。わずか3年間で170社もの企業への導入実績を持つことや「教育を通じてよりよい世の中を」という理念に共感する人が増え、ウィル・シードという会社は起業家の間でも教育関係者の間でも噂がされるようになっていった。

 こうした事が効を奏した。経済産業省が小・中学生を対象として起業家精神育成プロジェクトを行っており、他の教育NPOや企業とのコンペティションの結果、ウィル・シードがこの事業の実施企業に選ばれたのだ。

 最初は学校教育を変えていきたかった。教師よりの期待・評価は高いものの、どこが窓口かも分からず仕事としての受注は一つも受けられていなかった。

だが、企業での導入実績が認められたことで、経済産業省から3年目にして学校教育への導入機会を得ることができたのだ。しかも、90クラス以上の学校に対してトレーディングゲームを導入していくことを希望されたのだ。

 船橋と谷口、そして既に入っていた多くの社員にとってこれほどうれしいことは無かった。実際に日本の教育を変えるきっかけを掴む事ができた。そのプレイヤーに自らがなることができた。この嬉しさは言葉として表しようがないものだった。

 2002年12月から2003年3月にかけて、ウィルシードにとって初めての学校教育事業が行われた。1クラスあたり半日間かけてトレーディングゲームとそれを踏まえての社会の構造を考えるクラスを行った。

 このプロジェクトの業務設計をするために、2002年10月にウィルシード社員以外から成るプロジェクトチームが組成された。全部で4人のチームの中に僕も加えられた。そして、このチームに加わったからこそ僕は自分自身が証人として伝えることができる。トレーディングゲームは子供達に与えたその影響の大きさについて

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