頑張る人の物語

> 船橋力の一覧へ

第26回 『 トレーディングゲームの効果

 多くの人がトレーディングゲームの底力を学校教育事業を通じて再確認した。トレーディングゲームを体験することで、人は自分を知り、他人を知り、社会を知ることが出来る。まさしく学校教育に求められていることを一つのゲームを通じて行うことが出来るのであり、しかも楽しく体験することができる。

 生徒からの評判は良かった。経済産業省が今まで実行してきたどのプログラムよりも評判が高い点数がアンケートの結果あがってきた。そして、その効果はアンケート結果以外にも現れていた。

 学校現場でトレーディングゲームを実施していく過程でいくつかの奇跡が起きた。自閉症であった生徒が急に喋りだしてチームを勝利に導く活躍をしたり、問題児とされていた生徒が初めてクラスメイトと協業作業を行うことで友情関係が生まれたり。

そして、受講生達はビジネスの仕組みや南北問題の構造などをゲームを通じて楽しく把握することができたことに喜びを隠せないでいた。

 ここまでの効果があるとは、正直な話、船橋自身も想定をしていなかっただろう。船橋も生徒は興味を持てば勝手に学ぶという事を感じていた。そのためには興味を持たせるために“気づき”を与えていく必要がある。そして、興味を持った後に自ら学んでいく際の“基本的な思考フレームワーク”を教えてあげること。これで生徒の興味関心はさらに深くなっていくのではないかと思う。

 学校が持っている資産は知識ではない。集団作業が出来ることであり、なぜか時間になると人が集まるという点が最も大きい資産だ。この資産を活用して、楽しく自分と他人と社会を知ることができる学びの内容として、トレーディングゲームは打ってつけのコンテンツだった。

 遠回りはしたが、船橋は学校という、起業時に目標とした対象にトレーディングゲームを導入することが出来た。そして、高い評価を得ることが出来た。恐らく、この事業は今後も継続されていく。そしてもちろん、社会人に対する教育も引き続き行われていくこととなる。

 子供の頃から抱えていた問題意識。すなわち、様々な価値観・考え方があることを多くの人に伝えていきたい、そしてその『知ること』を通じて他人との差異を個性として受け入れることができ、互いを互いに認め合うこと社会にしていきたいということはもちろんまだ達成されていない。

 しかし、今後も船橋はこの問題意識を解決するためにトレーディングゲームはじめそれを改良したコンテンツによってより多くの人に感動と気づきのきっかけを与えていきたいと考えている。そしてそんな船橋はより多くの共感を得てさらに事業も拡大していくと多くの人が確信している

  • GRNKI式トップページ
  • プロフィール
  • GENKI式ブログ
  • 頑張る人の物語
  • 取材・講演依頼